軒天って本当に外壁を守ってくれるの?

 

皆さん、「軒天」はお家のどの部分かご存じですか?

軒天とは、外壁に向かって伸びている屋根の裏側のことを指します。軒天の役割は主に3つあります。

 

①傘の役割

人は、雨が降ると傘を差しますよね。お家も同じです。雨から外壁を守る役割を持っているのが軒天です。軒天があることで、外壁に直接雨が当たるのを防いでくれます。

 

②紫外線から守る

紫外線は外壁の天敵です。紫外線が当たることで外壁の劣化を促してしまいます。軒天があることで、直接紫外線が当たるのを防いでくれます。

 

③延焼防止

万が一、火事が起きてしまった場合、軒天がないと火があっという間に燃え移ってしまいます。軒天は延焼防止の効果を持っており、軒天があることで、火の燃え移りを遅くしてくれます。また、近年では、燃えにくい素材の軒天も多く存在しています。

 

このように軒天にはとても重要な役割を持っています。しかし、最近は軒天が存在しないお家が多くなってきています。スタイリッシュでお洒落な外観にするために軒天をあえて作らない選択をする方が増えているのです。もちろん、軒天のないお家も素敵ですが、軒天のあるお家と比べると、やはり、劣化スピードは速くなります。そのため、軒天がないお家は、メンテナンスを定期的にしっかり行うことと、できるだけ雨や紫外線に強い塗料で塗装することをおすすめします。